上部・下部消化管内視鏡検査とは

 食道から胃、十二指腸までの範囲を上部消化管といいます。下部消化管は更にその先の、小腸から大腸までの範囲をいいます。上部消化管の検査は口から、下部消化管の検査は肛門から内視鏡を入れて直接患部をみる事が出来るため、エックス線撮影などのように放射線に被爆することなく、より正確な診断を行なうことが出来ます。またポリープや癌などがあれば、その一部を内視鏡で摘み取り、良悪性の鑑別診断を行なう生検組織検査も行なう事が出来ます。

検査方法

上部消化管内視鏡検査

・胃の自動運動の抑制を行なう注射をして数分待ちます。
・経口表面麻酔剤を口に入れ、飲み込まずそのまま喉のあたりにためておきます。
・咽頭(ノド)の麻酔が効いたころに検査を始めます。
・マウスピースを口にくわえ、内視鏡を少しずつ入れていきます。
・検査時間は約5分から10分です

下部消化管内視鏡検査

・検査前日の夜に下剤を服用していただきます。
・当日は検査予定時間の約4時間前から腸管内容物の排除を目的とする経口腸管洗浄剤を約2リットルから4リットル飲みます。
・鎮静効果を目的とする麻酔導入剤を、医師により静脈内に注射します。
・腸の自動運動を抑制する注射を行ないます。
・肛門から内視鏡を少しずつ入れていきます。
・検査時間は約20分くらいです。

検査前日の注意

  • 食事の制限はありませんが、夕食は脂肪分を多く含む食品は出来るだけ避け、消化のよいもので、夜9時ぐらいまでに済ませてください。それ以後の飲食は一切ご遠慮頂きます。

検査当日の注意

  • 朝起きてから検査終了まで飲食は一切出来ません。
  • 高血圧症で、毎朝降圧剤を服用している方は、起床時にコップ1杯くらいの水といっしょにお飲みください。
  • 喫煙は胃液の分泌を促しますので飲食同様、検査終了まで一切ご遠慮いただきます。(上部消化管)